今回の秋田のサイクリングで思わぬ収穫があった。
ドキュメント72 というNHKの番組をよく見ていた。
中でも秋田港そばの国道沿い、自販機の放送は印象的。
こに番組は年末に全ての放送の中から反響の多かったものを
10くらい選び、その中からさらに
1つ選ぶというもの。
年末にそれもみていたら 自販機の放送がトップに
なったと
記憶している。
さて、たまたま、今回、寒風山から秋田市までの男鹿サイクリングロードの帰路で、
秋田港の側にある道の駅のりーっぱな、すてーきな、広ーい
建物に入った。
なんとその中に、ひとつだけどこかで見たような自販機が!
なんだか不自然な感じでしばらく見ていた。
もしかして あの 番組の自販機?
この自販機で蕎麦をまっている人に
もしかしてあの自販機ですか? ときいたら
わかりません とのこと。
ウロウロ自販機の周りを見て掲示物を発見。
新聞記事やら雑誌の記事やら。
なくなることを惜しんだ人が多く、この施設で営業することになったらしい。
へー、そうなんだ〜 と感心していると
あのテレビに出てきた店主のおじさんがあらわれた❗️
イヤー、もう嬉しくて嬉しくて 出店の経緯を根掘り葉掘り伺った。
おじさん曰く
番組の反響が大きく やめることを決めていたが ここで営業をつづけることになった。全国から食べにきてくれる人もいる。客足は途絶えない。
この自販機の陰に ちいさな事務所まであって
なくなったら補充してるという。前と変わらないという。
ちゃっかり こんなものまで!
ユニフォームまできて、いや〜 やるなーおじさん!
原発で働いている現場の人たちに食べさせたいと
たくさん買って行く人もいるという。
この自販機には そばが 50食、うどんが30食入るという。
もう50年使っているというから 随分と長生きだ。
またくるから、おじさん続けてね、と涙の別れ。
閉店後、多分4時半くらい。若い従業員と一緒に車で帰っていくおじさんを見送った。
繁盛していて何よりだ。それにしても
あの放送内容のしょぼーい、さむーいイメージだったものは
完全に払拭された。
もう一度言わせてくれ
やるなー、じいさん❗️