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ぐちぐちと、嘆いてばかりいる自分に嫌気がさす。
そんな時、昨年放送された「ばあちゃんたちの宝のそば」
という番組が山形局で再放送され、偶然視聴した。
あの時代、普通のこと。
顔も知らない男の嫁になり、嫁いだ先は、舅姑、小姑など合わせて9人の大家族。
働いて働いて働いて。
農閑期だろうか、土木現場で働いた時は、家から出られる、仲間と話せる、
1番楽しかった、と、90近いお婆さんが淡々と語る。
作ったそばをおいしい、おいしい、と食べてくれる、何より嬉しい、
と、お婆さんたちは笑う。
大学に行ったわけでもない、旅行が趣味なわけでもない、おしゃれなわけでもない、
でも、おばあさんたちは、毎日が楽しいという。
ためだ〜、天井向いて、見上げれば、涙が出て。
すごい思いを持って、蕎麦屋さんに行って、お婆さんたちを拝見しても
きっと、彼女らは
淡々と笑いながら蕎麦を出しているのだろう。
意識することもなくそれがあたりまえのように。