「時代小説」なんて今ひとつ興味もてないなぁー、とず~っと思っていました。
この歳になって.
損した~っ、て悔しいです。
宮部みゆきさんの推理小説はほぼほぼ読みましたが近年の時代小説は敬遠していました。
最近、山本兼一、山本一力ときて、西條奈加さんの江戸の人情やおもむき、たおやかな描写に魅せられて、はまってしまいました。
大御所、諸田玲子さんの本を手に取ってtry
読み始めて、お、おもしろい ~
小説家の博学ぶりに脱帽。よくもまぁ、こんなに知識があっておそらく
資料を読み漁って、調査して、取材して、書き上げる。
その努カ。プロってこういうのですね。
すごい!のひとことです。
西條さんは人の心の情やさしさ、日々の心のすれ違いや思いやりなど庶民の心のつれづれの描写がでねいで引き込まれます。ほんわかします。読後によくねむれますよ。🌈_
本の装丁がいまひとつ。もっと工夫すれば手にとりたくなるような気がします。
亡き母は藤沢周平が大好きでよくよく読み込んでおりました。
この歳になってようやく母の気持ちがわかりました。
DNAは確実でしょうか。
膝の痛いのも皺の位置さえもだんだん似てきます。
そしていずれがんで死ぬのでしょうか。
できれば、母のようには死にたくありません。
痛みもなく、どうか、あっという間に、ぽっくり、夢の中で逝きますように。
あわよくば、母に会って、また、夜に手を繋いで
本家への200メートルを歩いてみたいです。
時代小説から、死ぬ話になってしまった。
今夜はそんなことを考えてしまう
氷点下9度を明朝に迎える夜です。