寒ニャン

雪が降る。

少し吹雪いてきて、自転車のハンドルを握る手が凍る。

早く帰ろう。

さっきまで曇りだったのに。

と焦っていると、須川の土手、クリーンセンター付近で

いつもの野良ニャン、発見。

厳しい冷強風にめげずに草むらで縮まっている。

いくら毛皮を着ていても寒かろう?

 

近寄ったら、懐いてはこないが、しばらく一緒に歩いてくれて

再び草むらへと消えて行った。

怯えていないので、誰か餌でもあげているのだろうか。

大きなクリーンセンターには塀があっても

このニャンは入れるから

暖をとって、春まで生き抜くのよ。

自分に言っているようだ。

 

西公園も相変わらず、人もまばらで淋しいが

高校生らしき集団がバスケして戯れていた。



ばあさんは、下ばかり見て何か落ちてないかと

散歩する。のみ。