引き返す勇気〜ほどでもないか

なんだかいい天気。

さくらんぼサイクリングロードを山寺方面へ漕ぎ出す。

山寺からいつもの面白山高原へ林道を、と思っていたが

そうだ、二口峠の方へ行ってみよう。

 

なんだかどんどん薄暗くなっていく。

その割に、道路は舗装され広い。

車もバイクも時折通るが

なんだかどんどん山が迫ってくる。

宮城県境の二口峠まで、7、5キロの標識を通り過ぎて

まだ1、5キロしか走ってないのか〜

なんか不安しかないし、楽しくないので、

勇気を持って引き返す。

それほどの勇気でもないが。

ただのビビリだけれど。

とにかく熊が出そうで

見通しがつかないし、

二口峠、印象悪すぎ。

 

ビュンビュン下っていくと、柴犬を連れたキノコ取り、栗拾いかとおぼしき

地元風のおじさまがこの林道を歩いて登ってくるのと遭遇した。

 

この先どんな道か、熊でないか、危険はないか

など伺った。

道はよく、クマの目撃情報は今年はないな〜

 

そうか、イメージほど恐ろしい林道ではないらしい。

柴犬に吠えられ、もう降るしかないので

そのまま、面白山高原方面へ。

 

途中、狭い道で車がすれ違えずに5、6台の渋滞発生。

一歩間違えば崖を転落の路肩だ。

みんな困っている。車がどんどん溜まっていく。

珍しく交通量が多いが

いくらなんでもこのみちは許容範囲を超えている。

あの車たちどうなったんだろう。

まあ、なんとかなったんだろ。

若い人ばかりだったし。

 

立谷川黄花コスモスは、この夏の日照りで花数が半分ほど。

毎年賑わうのに、少ない花のせいで

土曜日だというのに誰もいない。

現金なものだ。

花咲か爺さんのお一人か、除草に励んでおられた。

完璧ボランティアで、

ゴミ集めも除草も駐車場整理もみんなやっておられる。

でも、もう、限界では?

大衆はそんなに良心を持ち合わせてはいない、と思う。

 

ひっそりと撮影させていただきました。

なんか、恩着せがましい、花の押し売りに感じ始めて、

ただで見せてもらうのも申し訳ないというか、恐縮するというか。

困った困ったと愚痴る花咲か爺さんたちの訴えを聞いているので

複雑な気持ちです。

素直に花を愛でる気にはなれないでいます。